慎重な検討が必要なフロアコーティング
この度マンションを購入しました。その際、建設会社の指定業者から、フローリングのフロアコーティングの説明を受けました。結局高価だったこともあり、リビングと廊下だけではあったのですが、フロアコーティングを行いました。しかし、実際コーティングをしてみると、汚れや足跡などの跡がつきやすいし、埃は目立ちやすいしで、他の部屋の人とも、やって失敗だった、という感想で一致しています。勿論、目につきにくい部分での効果もあるのでしょうが、そもそもよりきれいで便利に部屋が使えると思ってやったことなので、見た目が美しくならないフロアコーティングでは、残念な次第です。フロアコーティングをすべきかは、慎重な検討が必要だと思います。
中古マンションを数件見て回りました。築10年から15年ぐらいの物件です。そのなかで、床の汚れや傷が目立ちました。知らない間に傷んでいるものです。住宅を購入してすぐにフロアコーティングをしておくとかなり違います。フロアコーティングによって汚れや傷を防ぎ、滑り止めにもなります。大金をかけて買うものですから、手入れしておくといいですね。
東北で唯一の公設民営の芸術大学である山形市の東北芸術工科大学と京都市の京都造形芸術大学の統合問題が波紋をよんでいる。統合の主な理由は、きたる超少子化と東日本大震災の影響だ。しかし、山形の大学が京都に吸収されてしまうのではないかと懸念する声があがっている。山形市長選(9月11日告示、18日投開票)も近づいており、争点としてとりあげる候補者もいる。その背景は−。
■唯一の芸術大学
山形駅から車で約20分。蔵王のふもとに位置する東北芸術工科大学のキャンパスを訪れると、目にとびこむのは池に浮かぶようにたたずむ三角屋根の校舎だ。一歩その中に入ると、アート作品が展示されている。夕刻には、丘から見下ろすことになる山形市内が赤く染まるのを見ることができる。在学生約2300人。東北を中心にアートを勉強したいという若者が集まってくる東北唯一の芸術大学だ。
その大学の学校法人と、京都市の京都造形芸術大学を運営する瓜生山学園との統合が協議されることが明らかになったのは6月のことだ。7月にそれぞれの理事会が法人の統合契約書を締結することに承認、8月9日に文部科学省に統合を申請した。
地元では大きく報じられることになったが、全国的にはよくある大学の統合問題の一つとしてほとんど注目を浴びることはなかった。
しかし、国会にこの統合問題がとりあげられることにあった。
■知事、市長は了解?
8月26日の文部科学委員会で、文部科学省高等教育私学部長と文部科学大臣が地元代議士の質問に答えたことを抜粋する。
経営状態に問題があるわけではないが、京都側に吸収合併され、本部は京都市におかれるということ。理事長が統合について説明し知事、市長ともに了承したと答えたということ。
大学は平成4年、県と市が総額約200億円の公費を出し、民間である学校法人が運営する全国初の公設民営で出発。民営については瓜生山学園のノウハウが担うことになったという。200億円のうち、土地取得など施設設備費に約150億円が費やされた。
理事長は当初は知事、次に市長が務めていたが、平成12年から、瓜生山学園の理事長である徳山詳直氏が東北芸工大の理事長となった。徳山氏自身の山形との縁は芸工大以前はなく、大学運営から始まったという。ふだんは徳山氏は京都にいる。
「公費で取得されることになった大学の土地建物も統合後は処分される可能性も否定できない」「大学が乗っ取られてしまう」などとして、懸念の声があがるようになってきた。市長選でも現職を批判する形で、市長選の立候補表明者がこの問題をとりあげている。
吉村美栄子知事は定例の記者会見で、「理事長から(統合の)説明を受けたが、(私は)それについて了承はしていない」「県民、市民の大学として魅力ある大学として発展してもらいたい。統合の内容が県民の理解を幅広く得られるようになっているものなのか、大学側にきちんと説明してもらいたい」と答えていた。
了承したかどうかについては大学側の説明と知事の理解との間に齟齬があるようだ。
■足りなかった情報発信
「大学が統合されるわけではないので、こんな問題になるとは思っていなかった。もう少し丁寧に説明するべきだった…」
反省しきりなのは、東北芸術工科大学の坂元徹常務理事だ。
このため、説明の第一弾として、地元新聞のオピニオン欄に投稿、9月2日からは大学のホームページで、2大学の共同事業を拡大できるなどとして統合のメリットを説明している。
また、懸念されている公費の補助金で入手した土地建物については、補助金の目的外変更処分は知事、市長の承認が必要であるため勝手に処分できないことや、大学の名称についても変えない旨を説明している。
しかし、疑問を呈するのは「東北芸術工科大学を愛する会」を立ち上げた同大名誉教授の早坂功さん(69)だ。
「統合は震災があったからと大学は説明しているが大学は県、市の人材をこれまでに排除してきている。統合は4、5年間前から計画されてきたことだ。京都に本部が移るわけだから、東北芸工大は必然的に京都の分校になり山形の比重が低くなっていく」
早坂氏は山形市生まれの山形育ち。開設の準備段階から同大学に携わってきた。
同会は統合の認可を与える文部科学省に地元に反対があることを踏まえて認可を慎重にしてほしいという内容の要望書を提出した。県議会、市議会にも請願を出す予定という。
■大学の生き残り
キャンパスで学生に話を聞いてみた。
プロダクトデザインを勉強する3年生の女子は「学校から説明はまだない。これからどうなるか、不安に思う」と答えた。
大学の生き残りが非常に厳しい時代だ。東北芸工大学が開学した当時、205万人だった18歳人口は現在120万人と半分近くに減った。全国の多くの大学が定員割れを起こしている。
とはいえ、なぜ今統合しなければならないのか、という理由を在学生や市民に理解してもらうことが必要だろう。統合反対が起きるというのはそれだけに東北芸工大が県民、市民から愛されているということだ。それを真摯に受け止めなければならない。
東日本大震災で同大学の多くの学生が市内の避難所で活動したり、被災地で支援活動を行っていた。学生らが商品開発に携わったり、学生の作品を展示しているギャラリーが市内にあったりと、都会と違って市民と大学の距離感が非常に近いというのは強みでもある。
■東北全体への発信
山形大学は今年度、東北創世研究所を立ち上げ、東大日本大震災で打撃を受けた東北復興について医療福祉、農業、物流、コミュニティーのグランドデザインを研究、発信する。
山形大学と東北芸工大は「スマイルエンジン」というバスを仕立てて、学生が主体のボランティア活動をを継続して行っている。大学は勉学、研究だけしてればよいという時代はすでに終わっている。
東北芸工大の統合問題のボタンの掛け違えは、法的には理事会で決められるとはいえ、十分な情報公開、説明がなかったから起きた。「由(よ)らしむべし知らしむべからず」といった態度を貫くことは、自らの首を絞めることになる。(山形支局長 杉浦美香)
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